最近ニュースでよく聞く「イラン情勢の悪化」や「原油価格の上昇」。
それと同時に、
株が下がる 金も下がる 円安が進む
という、一見バラバラに見える動きが起きています。

なんで下がるカブ?
と疑問に思った方も多いと思います。
今回は、この動きをできるだけシンプルに説明します。
そもそも何が起きているのか
まず前提として、イラン周辺での緊張が高まると、世界はこう考えます。
中東が不安定になるから、原油が止まるかも!
すると、原油の価格が上がります。
原油はガソリンだけじゃなく、電気・輸送・製造など、ほぼすべての経済に関わっています。
つまり、
原油が上がる = 世界中のコストが上がる
という状態になります。
原油高になると株が下がる理由
企業にとって、原油高はかなりのダメージです。
つまり利益が減る可能性が高くなります。
投資家は先回りして動くので、
これから企業の利益が減りそうだな
と考え株を売ります。
こうして株価が下がります。
本来は金が上がるはずなのに…
普通、戦争や不安があると「金(ゴールド)」は買われます。
いわゆる【安全資産】だからです。
でも今回は下がる場面も見られています。
理由のひとつが【ドルの強さ】です。
金が下がる理由=ドル高
世界が不安になると、お金は安全そうな場所に集まります。
その代表がドルです。
とりあえずドル持っておこう
という動きが強くなると、
ドルが買われる(ドル高) 金よりもドルが選ばれます。
結果として、金が売られて下がることがあります。
円安が進む理由
じゃあなぜ円安になるのか。
昔は円も【安全資産】と言われていました。
でも今は少し状況が違います。
理由はシンプルで、
日本は金利が低い
からです。
アメリカは金利が高いので、
となると、
円よりドルの方がいいよね
と考える人が増えます。
その結果、
円が売られ、ドルが買われる。
よって円安が進むという流れになります。
今起きていることをまとめると
今回の動きを一言でまとめるとこうです。
【原油高がすべてのスタート】
そこから、
原油高 → 企業の利益が減る → 株安 世界不安 → ドルに資金集中 → 金が弱くなる 金利差 → 円よりドルが選ばれる → 円安
という流れが同時に起きています。
初心者が知っておきたいポイント
大事なのは、どれか1つの理由で動いているわけではないということです。
- 地政学リスク(戦争など)
- 原油価格
- 金利
- 投資家の心理
これらが全部絡み合って、今の相場ができています。
なので、
ニュース1つで全部理解しようとしなくて大丈夫です。
少しずつ【つながり】を知っていくことが大切です。
まとめ
今回のような動きは一見むずかしく見えますが、流れで考えるとシンプルです。
この3つを押さえておけば、ニュースの見え方がかなり変わります。

